目次
1.8020(ハチマルニイマル)運動とは?はじまりと現在
2.予防歯科が注目されている理由
3.「磨いている」と「磨けている」の違い
4.かかりつけ歯科医をもつ大切さ
5.当院から皆さまへ
8020(ハチマルニイマル)運動とは?はじまりと現在
みなさんは「8020(ハチマルニイマル)運動」をご存じでしょうか。これは、80歳になっても20本以上の自分の歯を保とうという取り組みです。
生涯自分の歯でおいしく食事を楽しめるよう、1989年に厚生省(当時)と日本歯科医師会によって提唱されました。
活動の普及やお口の健康意識の向上により、8020の達成率は年々増加しています。
開始当初は約7%でしたが、近年の調査では50%以上の方が80歳で20本以上の歯を保っています。このように、多くの方が8020を目指して日々のケアや定期健診に取り組んでいます。

予防歯科が注目されている理由
口腔の健康が全身の健康にもつながることが分かってきたため、近年では予防歯科への関心が高まっています。
予防歯科とは、むし歯や歯周病が起こらないよう、毎日の歯みがきや歯間清掃、歯科医院での定期健診などを行うことです。
以前は「歯が痛くなったら歯医者に行く」という考え方が一般的でしたが、現在では予防のために定期的に歯科医院へ通う方が増えています。
歯科医院での予防診療は、私たち歯科衛生士や歯科医師が一方的に行うものではなく、患者さんと一緒に取り組むことが大切です。定期健診でお口の状態を確認しながら、自分に合ったケアを続けていくことが、8020の達成にもつながります。
「磨いている」と「磨けている」の違い
毎日歯みがきをしていても、実は「磨いているつもり」になっていることがあります。特に歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目は、汚れが残りやすい場所です。
歯ブラシだけでは落としきれない汚れもありますので、歯間ブラシやデンタルフロスなどの清掃用具を取り入れるのがおすすめです。

かかりつけ歯科医をもつ大切さ
むし歯や歯周病を早期に発見し、早めに対応するためには、定期的な歯科健診が欠かせません。また、自分に合った歯みがき方法やケア用品を相談できる「かかりつけ歯科医」をもつことも大切です。
歯周病は、糖尿病や心疾患など全身の健康にも影響することがあります。お口の健康を守ることは、全身の健康を守ることにもつながります。

当院から皆さまへ
ご自身の健康と大切な歯を守るために、できることから少しずつ始めてみませんか。
井口歯科クリニックでは、80歳を過ぎてもおいしく食事を楽しめるよう、予防歯科を大切にしたサポートを行っています。定期健診の際には、お口の状態だけでなく、日頃のケアのポイントも一緒に確認していきましょう。
皆さまにお会いできるのを、スタッフ一同楽しみにしています。
歯科衛生士 澁谷
