皆さんこんにちは。歯科衛生士の中野です。
今回は、私が今読んでいる本の紹介をします!
2017年にライオン歯科衛生研究所から発行された「歯みがき100年物語」という本です。
この本は人類がどのようにして歯みがきを始めたのか、昔はどうやって口の中を清浄化していたのか、など歯ブラシの歴史にはじまり、
今までライオンが取り組んできた歯みがきの啓蒙活動、「歯みがきになじみが薄い日本人にどのようにして大切さを伝えたか」
が事細かに書かれています。大正時代には一日1回しか歯を磨かない方が今に比べ圧倒的に多く、予防に対する意識もとても低かったそうです。
私も歯科衛生士として日々患者様に予防の大切さをお伝えしておりますが、今と比べて説明をすることも凄くむずかしかったのではないかと思います。
戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)によってアメリカに習い歯科衛生士の活動が始まったことも紹介されています。
私が特にすごい!と思ったエピソードは、
なつかしの「8じだヨ!全員集合」という番組でザ・ドリフターズの加藤茶さんが番組のエンディングで
子供たちに向けて「歯磨けよ!」と声かけするのが毎週の定番になっていたことをご存知の方も多いかも知れませんが、
当時の8じだヨ!全員集合のスポンサーがライオン油脂(今のライオン)で、それを考慮して毎回呼びかけていたのではないか?ということでした。当時ドリフ大爆笑の視聴率は凄く高く、お茶の間の人気番組であった為、カトちゃんは日本国民の就寝前の歯みがきに対する啓蒙活動に大きく貢献したといっても過言ではないかもしれません。笑
とても面白い本なので、皆さん是非読んでみてください!
画像は公式サイトからお借りしました。