こんにちは、歯科医師の村木です。
今日は抜歯の歴史についてお伝えします。
日本で局所麻酔を使用して痛みがなく抜歯出来るようになったのは明治末期からで、それより前の時代は麻酔なしで歯を抜いていました。
この時代は、虫歯になれば現代のように悪い部分を取って治す方法は無いので抜歯の対象になる歯が多かったようです。
抜歯の方法は歯を糸で結んで抜いたり、棒を歯にあてて木槌で叩いて抜いたり、くぎ抜き型の鉗子で歯を挟んで抜いていました。
想像しただけで痛すぎます。今の時代の歯科治療を受ける事ができて良かったと思います。
最近では状態にもよりますが、歯が割れていても特殊な方法で接着して残す事も可能になってきています。少しでも患者様の歯を残せるようにこれからも努力していきます。