歯科コラム

2017.06.05

動脈硬化について

こんにちは、歯科医師の村木です。

今回は歯周病に関係している病気についてお伝えします。

歯周病は、歯と歯肉との間に歯周病菌が入り込む事で起きます。歯周病菌は歯と歯肉の間の組織を徐々に破壊して歯周ポケットを作ります。

更に進行し歯の周りの骨が破壊され歯がぐらぐらになります。この骨の破壊の原因の1つがLPSという歯周ポケットに存在する有害物質です。

生活習慣病に関係する動脈硬化症にも歯周病が関係しています。歯周病菌が作り出すLPSは、血管に入り込んでその内側の壁に付着し炎症を起こしそこに悪玉コレステロールが付着してこぶを作ります。こぶは次第に大きくなり血流を阻害して動脈硬化をおこしていきます。

歯周病は他にも様々な全身疾患と関係します。歯科医院での歯周病治療がとても大切になりますので歯科受診をお勧めいたします。

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