歯科コラム

2020.04.06

コロナウィルスについて

こんにちは、歯科医師の村木です。コロナウィルスが猛威をふるっていますね。歯科医師のセミナーも中止や延期になりしばらくこの状態が続くようです。

今回は感染対策について調べてみました。

とにかく頻繁な手洗いが大事。また水道水によるうがいで風邪の発症率が4割低くなります。現在マスク単独のみの明確なエビデンスは無いので感染予防において日常的なマスク着用のみで過信せずに、感染対策の基本となる手洗いとうがいをあわせて行うことがとても重要です。目を経由して感染をおこすリスクもあるので感染予防として眼鏡で保護するのも効果的です。指輪を装着したまま作業をすると手指に付着する細菌数は10倍になるので注意する必要があります。利き手は頻繁に無意識に頭部に触れる事が多いので感染リスクがあがります。公共の物は利き手以外の手で触れるか、または使用頻度の低い子指か薬指で触れると感染のリスクは減らせるようです。

空調が故障して3時間完全に停止した状態になった飛行機にインフルエンザの感染者が乗っていた時はその後72人がインフルエンザに新たに感染しました。空気の換気をこまめに行うのもとても大切です。

歯科医院では歯の形を変えたり研磨したり歯石を除去する時に使う器具でエアロゾルが生じます、通常は口腔内バキュームで吸引するのですが更に大きな口腔外バキュームを使うととても吸引力が上がります。口腔内バキュームでエアロゾルの広がりを防ぎまとめて風量が強い口腔外バキュームでさらに吸引します。患者様だけではなく医療従事者の感染も予防ができます。当院には全ての診療ユニットに口腔外バキュームがあります。

手洗い、うがい、防護のための眼鏡、換気等出来る事を行い感染予防に心がけていきましょう。

口腔外バキュームでエアロゾルによる感染を予防します「東京技研HP」

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